「今、なぜトライアスロンなのか?」
Resilience&Triがトライアスロンをオススメするのは、個人にとっても社会にとってもよいことがいっぱいだから!
その理由をご説明します。
トライアスロンってどんなスポーツ?
トライアスロンは、水泳、自転車、ランニングの順に3種目を行う競技です。
距離は、陸上競技100mからフルマラソンまであるように種目ごとに異なります。
例えば以下のようなものです。※大会によって距離前後します
- スーパースプリント: 水泳400m、自転車10km、ランニング2.5km
- ショート(オリンピック): 水泳1.5km、自転車40km、ランニング10km
- ロング(アイアンマン): 水泳3.8km、自転車180km、ランニング42.2km
トライアスロンは、総合的な体力と持久力が求められるため、非常にチャレンジングで「過酷」なスポーツといわれがちです。
ただし、多くのスポーツ同様に、トライアスロンも限界まで追い込み頂点を目指すトップ選手と趣味でゆるゆると楽しむ愛好家がいます。
トライアスロンには、有酸素運動で全身のフィットネスを高めることができ、達成感も大きい生涯スポーツ・健康スポーツとしての側面があります。
健康維持のためには、適度な運動が不可欠ですが、なかでもトライアスロンは水泳、自転車、ランニングの3種目を組み合わせたスポーツで、全身の筋肉をバランスよく鍛えるとともにケガしにくく、心肺機能も向上させます。
持久力は中年以降になっても伸びるため、大人になってから始める人も多く、大会参加者のボリュームゾーンが40~50代という中高年スポーツでもあります。
日本トライアスロン連合(JTU)でも、「2023-2028 JTU中⻑期計画」ではビジョンとして「だれもが⽣涯スポーツとして健康的にトライアスロンを楽しむ」を掲げ、「トライアスロン=健康スポーツ」計画として普及に取り組んでいます。
トライアスロンで手に入る健康的なライフスタイル
「愛好家がゆるゆると楽しめる」とは言ったものの、3種目に取り組むトライアスロン大会は「思いついたらひょいと飛び入り参加」とはなかなか。そこで大会に参加するためには、あらかじめ3種目を練習する必要があります。
その結果、「有酸素運動が『習慣』になる」というライフスタイルがもたらされます。
また、派生効果として練習時間捻出のため時間のやりくりがうまくったり、運動を始めて生活が整った、やせたという声もよく聞かれます。
また、トレーニングや大会参加で完走したり目標のタイム・順位などを叶えることで、達成感や自信など精神的な充実感も得られます。
練習中のグルメや練習後のお風呂、食事にビール、大会参加にあわせて家族と一緒にプチ旅行など、楽しみ方も様々です。
トライアスロン的ライフスタイルで、ヘルシーに! ハッピーに!
トライアスロンの健康・幸福効果をさらに詳しくご紹介します。
日常のパフォーマンスが向上
トライアスロンの3種目(遠泳・ロードバイク・ランニング)は有酸素運動で、「リズム運動」です。
有酸素運動とリズム運動は精神を安定させるセロトニンの分泌を促進し、不安や暗い気持ちを改善し、元気でポジティブになります。
また、トレーニングのインターバルはレジリエンス(心身の回復力)を高めます。
トライアスロンを習慣的に行うことで、メンタルが強くなり、仕事や家庭、趣味の活動でもパフォーマンスが向上し、信頼度や評判が高まることでしょう。
参考 厚生労働省「こころと体のセルフケア」 「打たれ強さ」の科学 ~レジリエンス入門①~
若々しく元気に!
心肺機能が向上し、全身がバランスよく鍛えられ、体力維持に役立ちます。
また、トレーニングの後は成長ホルモンが分泌されるため、見た目の若々しく。更年期対策にも有酸素運動はオススメと言われています。
生活習慣が整う
運動習慣があると、時間の使い方がうまくなるほか、食事や飲酒、起床・就寝時間に気を付けるなど生活習慣が整いやすく。健康的なライフスタイルは、年を経るほど差を生み出します。
ケガを防ぐ
スイム・バイク・ランの3種目で、身体の負担を分散し、ケガのリスクが下げることができます。
また、天候や気分に合わせて種目を変えるなど、無理せず飽きなく続けられます。
メンタルヘルスに
メンタル疲れは五感(視・聴・嗅・味・触)で心地よいものに接することで回復します。
トライアスロンは、海や山など自然に触れることが多く、癒し効果は抜群です。
人とのつながりと生きがいづくり
大人は仕事関係者やママ友・パパ友ばかりで「友達」がいないということも。
トライアスロンを習慣にするとトレーニングや身体を動かす遊びなど、仲間との楽しい時間が増えることでしょう。
大会やSNSで全国の仲間と交流するのも楽しいものです。
脳トレ効果
脳の老化を防ぐには、運動が効果的です。
なかでもトライアスロンは大会等の情報収集、機材の揃え方、作戦の立て方など複雑な要素が重なりあい「情報戦」とも言われます。
体力だけがものを言わない、頭を使った大人のスポーツです。
デジタルデトックス
運動中はデジタル機器から離れ、脳を休めることができます。
脳がリフレッシュして、集中力が高まる、睡眠の質がようなるなど、良い効果が期待できます。
トライアスロンで手に入れる「3つの幸せ」
精神科医・樺沢紫苑さんは、幸せとは「脳内で幸福物質が出ている状態」と定義。その幸福物質は「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」の3種類であると述べています。
3種類の幸福物質による「3つの幸せ」とトライアスロンの関連を見てみましょう。
セロトニン的幸せ
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、脳の興奮を抑え、心身をリラックスさせる効果があります。
反対にセロトニンが不足は、疲労感やイライラ感の増加、意欲や向上心が低下をもたらし、うつ病にもつながります。
有酸素運動やリズム運動(「1、2、1、2」のリズムの運動)でセロトニン分泌が促進されるため、トライアスロンの練習でばっちりです。
オキシトシン的幸せ
オキシトシンは「愛のホルモン」とも呼ばれ、家族や友人、恋人などといて楽しいと感じると分泌されます。
ストレスから脳を守ったり自律神経を整えたりするほか、食欲抑制作用も。
目標を共有する練習仲間や全国で行われる大会、SNS等で出会う仲間たちとの淡交は、仕事仲間や育児友達とは違うつながり感と新鮮な楽しさをもたらしてくれます。
ドーパミン的幸せ
ドーパミンは「やる気ホルモン」とも呼ばれ、目標達成した快感を感じると分泌されます。
幸福感や意欲、集中力などを高め、パフォーマンス向上にかかわります。
トライアスロンの練習や大会で得られる達成感で、ドーパミン効果も抜群です!
参考:『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法』(樺沢紫苑 著、2021年、飛鳥新社)
「高齢化社会」のカギは「健康」と「幸福」!
日本はこれから超少子高齢化社会を迎えます。
私たちが経験したことのない社会がうまくいくかのカギは、大人が「健康」で「幸福」であることです。
大人がみんな健康で元気で頭もはっきりしていれば、豊富な知識を経験をもって、若い世代を応援することもできます。
医療費拡大や消費減少による景気悪化も最小限とし、若い世代への負担を抑えることもできるでしょう。
年齢を重ねてもアクティブに元気に! 健康で幸せな毎日を送りましょう。