レジトラアドバイザー・藤田智弥さんが2024年9月22日、フランス・ニースで行われたアイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(2024/ニース)に出場、エイジ11位と力走を果たされました! アイアンマンとは? ニース大会とは?から解説します。
トライアスロンの代名詞「アイアンマン」
トライアスロンに触れたことのある人なら、「アイアンマン」という単語を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
「アイアンマン」とは、アメリカの「アイアンマン・グループ(Ironman Group)」が主催するトライアスロン大会です。大会のブランド名ですね。
アイアンマンレースの距離と制限時間は以下の通り。
- スイム3.8km
- バイク180km
- ラン42.2km
- 制限時間 大会によって異なり、16~17時間
ちなみに、このレースがはじまったきかっけは、ハワイでアメリカ兵が飲みながら、当時ハワイで開催されていたスイム、バイク、マラソンのレースはどれを完走した人が一番タフか?という議論になり、「それなら全部やった人が一番強いだろ」と、全部続けてやることになったとか。
アメリカ軍人の力試しがルーツ…それは「鉄人」と言いたくもなりますね。
米・ハワイと仏・ニースで男女交互開催となった「アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ」に2年連続出場
「アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ(世界選手権)」は、世界各地で開催されるアイアンマンレースで、各エイジの上位選手に与えられるスロット(出場権)を獲得した人が出られる大会です。
世界選手権は長らくハワイのコナで開催されてきましたが、男女出場枠の比率是正(男女同数の出場枠)などによる出場者数増や地元負担の軽減などの理由から、2023年からの4年間、男女別でハワイとフランス・ニース交互に開催することになりました。
で、我らが藤田智弥さんは、2023年6月に開催されたアイアンマン・ケアンズで初ロング・初アイアンマンにしてトータル11:08:18、エイジ(55-59)2位の好成績でコナ大会のスロットを獲得。
同年10 月、史上初の女子だけによる世界選手権となったコナ大会で日本人エイジ最高位6位となり、2024年ニース開催の世界選手権の出場権を獲得。
そして、2024年9月22日、ニース大会にも出場されました!
世界から人気を集める山あり海ありの多彩なコース
ニースは1982年にスタートした「ニース・トライアスロン」で、ヨーロッパのロングディスタンス・トライアスロン発祥の地とされている地。
「Triathlon international de Nice(ニース国際トライアスロン)」の開催地で、ITU(国際トライアスロン連合)ロングディスタンス・トライアスロン世界選手権の開催地としてもおなじみなんだとか。
世界中で人気というコースの雰囲気は、こちらの動画が分かりやすく伝えています。
ほんときれいな会場・コースで、見るだけでドキドキしてきます!
山の中をにょろにょろ伸びるバイクコース(獲得標高2400m強)の中でも、岩を彫り込んだトンネルのような場所が印象的だったのですが、藤田さんのレース中写真にもありました!
かっこいい~! 憧れます!
藤田さんエイジ11位!
晴れの舞台で見事ゴールされた藤田さん。
リザルトは以下の通りです。
■タイム 12.15.14(エイジ11位/109人中)
スイム 1.09.24(1.50/100m) エイジ11位
T1 7.54
バイク 6.47.19(26.46km/hr) エイジ9位
T2 5.57
ラン 4.04.43(5.48/km) エイジ17位
素晴らしいタイムと順位ですね。
レースを終えていかがですか?
今回の課題は、180キロで獲得標高2427mという山岳のバイクコース。
1年間の練習の成果を感じられる、収穫多き、課題多きレースでした。
日本からたくさんの応援をいただきました。ありがとうございました!
お疲れさまでした!
ますますのご活躍をお祈りしています!